薬物療法とは
2014.03.23
カテゴリ:診療
薬物療法とは
不眠症、適応障害、うつ病、統合失調症などメンタル疾患において処方される薬剤の多くは、その時々の症状を軽減するための確実な能力(効果)と安全性を持っています。
ただし、一つ一つの薬剤が有効で安全性も高く製造されたとしても、その使い方あるいは処方のされ方によって、薬剤の性格は変わり得るものです。
組み合わせ(のみ合わせ)によっては、それらの効果は増強もするし減弱することもあります。副作用と呼ばれる本来不必要な薬理作用も増大したり減少させることもできます。
また、例えば安定剤一つとっても、薬剤添付文章(薬の説明文)はほぼ同じことが書いてある2つの安定剤が、ある患者さんにとっては随分異なる効果や副作用の生じる場合があるのです。
ぜひとも患者さん方は薬の服用感(のみごこち)を主治医にお知らせして下さい。